全国で新型コロナワクチンの接種が始まっていますね。
全国で予約がスムーズに行かない、打ち手の人数が足りないなどと騒がれている中、和歌山県はワクチン接種がスムーズに行き過ぎて、ワクチンが足りなくなることがあったそうです。
- 秘策とは?
- あるモノを配るとは?
- 和歌山市はなぜここまでできるのか?
- ワクチンの発送にも工夫が?
- 山間部の住民にはどのように接種しているのか?
- 山間部の町民3割がすでに2回目接種済み。その秘訣とは?
- 和歌山市では基礎疾患のある16歳以上対象のワクチンが始まる。
- まとめ
秘策とは?
秘策について仁坂知事は、
和歌山県はもともと最後の決め手はワクチンしかないと思っていたのです。政府が今年の初めに3億人分くらいワクチンを確保していると言っていたので、「よしよし、は接種体制を整えてやればいい」と思いました。実際、今年の初めぐらいから次はワクチン接種だと言ってビシビシやっていたわけです。医療関係者は県の直轄で、高齢者は市町村にやらせるという国の方針にのっとって実施しました。
しかし、市町村がやると言っても丸投げしてはいけない。和歌山県には30の市町村があるのですが、みんな実態が違うのです。和歌山市は開業医が多く住民も多く一番大きな市です。一方、山間部は医師も住民も少ない。従って和歌山市は個別接種、山間部は集団接種にしたのです。山間部は高齢者が多いので「みんなに来てもらえるか」と尋ねたら、「いやいや、ちゃんと迎えに行きます。」と言って町の職員が迎えに行ったのです。そういう努力をして打ちはじめました。また、面積が小さく人口も非常に少ない地域では、隣町の人も集めて一緒に集団接種しました。
ワクチン接種が進むのは、人口が少ないからだとか、開業医が多いからだとか言われているそうですが、それは違うそうです。
開業医の数でいうと、東京23区と和歌山市だと東京23区の方が10万人あたりの開業医の数が少し少ないのです。
実際に和歌山市は昔栄えていてその頃からの開業医も多いですが、市からのお願いや、あるモノを配ることで順調に進んで行ったそうです。
あるモノを配るとは?
それは、接種キットです。
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(画像は、お借りしました)
- 接種用の針が6本
- 「シリンジ」と呼ばれる注射器(筒の部分)が6本
- 生理食塩液
この接種キットが、市から各医療機関に配られます。
和歌山市はなぜここまでできるのか?
和歌山市には発送のための特別チームがあります。
このチームは国が接種開始のスケジュールを示す3ヶ月前にすでに作られていました。市は人口当たりの診療所の数が全国でも最も多いので、このメリットを生かそうと医療機関が求めることを事前にヒアリングしていました。
1日に120人ほどの接種をしている市内のクリニックは、「準備は行政がやってくれるので接種に専念できる」と言っています。
ワクチンの発送にも工夫が?
ワクチンの発送にも工夫があり、保健所から毎日約60の医療機関に1週間分まとめて発送します。医療機関には事前に「どれだけ必要ですか?」と聞き取りも行います。
山間部の住民にはどのように接種しているのか?
和歌山県中央に位置する人口約1万2000人の南高梅や紀州備長炭などが有名な和歌山県みなべ町では、診療所は8軒ありますが、総合病院はありません。
ですが、65歳以上の3割がすでに2回目の接種を終えています。
山間部の町民3割がすでに2回目接種済み。その秘訣とは?
みなべ町が地元の観光バスと契約をし、無料送迎バスを用意しました。
接種会場は1か所だけです。山間に集落が点在しているので移動が困難な高齢者町民のために、1時間かけて送迎をしています。
乗車の際は、検温と消毒もしっかりとし、帰りのバスの乗り間違いがないように、町民の手首にバスごとに違う色のリストバンドを巻きます。
接種後は副反応が出ないか約30分待機して自宅近くまで送り届けてもらいます。
みなべ町は約800万円の予算を投じて週に2,3回送迎をしています。
和歌山市では基礎疾患のある16歳以上対象のワクチンが始まる。
和歌山市では今月から基礎疾患のある16歳以上の人を対象とした市民に接種が始まります。こちらも事前申請をした市民に6月8日、接種希望の市民へ接種券の発送を行いました。
まとめ
私が住んでいる地域のワクチン接種率は下から数えた方が早いぐらい進んでいないので、和歌山県がうらやましく思います。先日、両親の接種予約をしようとしましたが。インターネットや電話どちらもつながりませんでした。(結局、個人病院で予約はできましたが。)余裕を持って事前に動いてくれる行政は素晴らしいですね。