二階堂カオ・ブログ

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世界三大美女・小野小町のコラーゲンたっぷりの食事がすごい!!鳥取市因幡万葉歴史館にて。 

世界三大美女といえば、楊貴妃・クレオパトラ・小野小町ですよね。 

 

偶然、訪れた鳥取市因幡万葉歴史館で小野小町の美の秘密が少しわかった気がしました。

 

 

鳥取市因幡万葉歴史館

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鳥取市因幡万葉歴史館は、鳥取県鳥取市国府町にあります。

 

 

施設の中は利用していませんが喫茶コーナーと体験コーナーがありました。

夏休みなので親子で来館されている方もいました。

 

施設の名前にもある通り「万葉集」にちなんだ展示などが多く、万葉歌人の大伴家持(おおとものやかもち)ホールや因幡国を代表する古代豪族の伊福部氏の出身で文武天皇の采女(うねめ※)「※女官」として仕えた徳足比売(とこたりひめ)ホールがあります。

 

「万葉びとの世界」が紹介されている企画展示室へ

 

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(ドアが勾玉になっています)

 

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企画展示室で「万葉びとの世界」の展示があり、大陸文化の影響を受けた装いや和食の原点となった万葉びとの食文化。奈良・平安時代に生きた人々の生活が紹介されています。

 

 

万葉びとの食文化

 

庶民の食膳

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庶民の食事の代表例は、ご飯(玄米、赤米)・塩・焼イワシ・青菜汁

簡素な一汁一菜で主食は玄米やヒエ、粟などの雑穀。庶民層への味噌や酢が支給された記録が無いため、みそ汁や和え物はめったに口にできなかったと見られる。

 

役人の食膳

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役人の食事の代表例は、ご飯(玄米)・塩・焼サバ・里いもとゴボウの煮物・大根の塩漬け・ワカメ汁

四位以下の下級役人の主食は白米、玄米、吸い物、和え物、漬物、塩などが添えられている。 

 

因幡国守大伴家持の食膳

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大伴家持の食事の代表例は、ご飯(白米)・汁・醤(ひしお、麹と食塩で作る調味料)・煮豆・柿・クルミ・栗・枝豆・ショウガの醤漬け。ウリの粕漬け・焼ブリ・酒・山芋・里いも・鴨肉・鹿肉・アワビと大根の煮物

5位以上の貴族の食事になります。主食の白米にカブの汁、副食は焼ブリなど4種もあります。漬物もショウガの醤漬け、ウリの粕漬けの2種、デザートもあり、酒の肴には鹿肉や鴨肉もあり、贅沢な食事です。

 

小野小町の食膳

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小野小町の食事の代表例は、ご飯(白米・赤米・鴨の熱汁・鮎の羹(あつもの、火を通した熱い料理)・煮アワビ、鮭の楚割(すわやり、魚肉を細く切って干したもの)・煎り蛤・マグロの酢味噌和え・スズキのなれ鮨・ウナギのなれ鮨・カニの大爪・刺身・マスの焼き物・焼きタコ・熊の掌・ナツメ・ナス・ゆず・干し柿・干し栗

絶世の美女として名高い歌人・小野小町のある宴の席の食事です。

 

小倉百人一首に収録されている小野小町の有名な歌で

 

花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

 

というのがありますが、これは「いつの間にか花の色もすっかり色あせてしまった。降る長雨をぼんやりと眺めている間に」という意味です。自分を花にたとえて「私の美しさも色あせてしまった」と嘆いている歌だそうです。美しさを自覚していないと作ることができない歌ですよね。

 

小野小町の美の秘密

小野小町が好んで食べていたのが美しい肌を維持するためのコラーゲンとタンパク質でした。タンパク質は動物の肉や魚介類で、カレイ・マグロ・鯛・ウナギ・熊の掌(たなごころ)、コラーゲンはビタミンCを含んだウリ・あんず・たちばな・桃を好んで食べていました。

 

小町は何を食べれば若さと美肌を保てるのかをよく知っていたようです。

温泉も大好きで山形県米沢市にある小野川温泉を開湯したともいわれています。

 

当時はビタミン不足で病気になる方が多かったそうですが、小町は92歳まで生きたと言われています。